引退車両

1998年5月
西日本鉄道「はかた号」初代専用車両(1次車)
西鉄の東京線「はかた号」の初代専用車両。この車両は1次車で、名古屋線「どん
たく号」の専用車両をベースに、可動式枕やサロン室が新たに採用されている。
定員も23名とゆったりした設計になっており、デビュー当初は日本一豪華な夜行
路線バスとしてマスコミ等にも取り上げられた。車両は三菱P−MS729S(西工S
D−U)。
1998年8月
西日本鉄道「はかた号」初代専用車両(3次車)

西鉄の東京線「はかた号」の初代専用車両。この車両は3次車で、1次車、2次車
と比較して足置きやサロン室の構造等に改良が施された。
定員も23名とゆったりした設計になっており、デビュー当初は日本一豪華な夜行
路線バスとしてマスコミ等にも取り上げられた。車両は三菱U−MS729S(西工S
D−U)。
1992年2月
西日本鉄道「どんたく号」2代目専用車
西鉄の名古屋線「どんたく号」の2代目専用車両。
この車両は各座席に液晶テレビが装備されていたが、試作的な意味合いが強く、
その後普及はしなかった。(但し、後の「はかた号」専用車両のベースになってい
る。)
定員は26名とゆったり設計で、当時人気の高かった車両でもあった。 (わざわざ
西鉄便を選んで利用する利用客も多かった。)
車両は三菱P−MS729S(西工SD−U)。
撮影日時不明
西日本鉄道 夜行高速専用車両


こちらの車両は、俗に「ムーンライト型」と言われる車両で、ボディに「MOON LIG
HT」と専用ロゴが記されている。しかし、これら3台は予備車としての性格が強く、3
枚目の写真の車両の様に途中からロゴが剥がされる車両も存在した。
1枚目は米子・鳥取線「大山号」の続行便として使用された時に撮影したもので、2
枚目と3枚目は松江線「出雲路号」にて使用された時に撮影したものである。
因みに2枚目の方向幕が「米子」となっているのは、「大山号」が開業するまでの
間、繁忙期に限って米子まで臨時延長していた為である。
車両は三菱P−MS729S(西工SD−U)。
1992年2月
西日本鉄道「やまと号」「山笠号」「ちくご号」初代専用車


こちらの車両は、俗に「ムーンライト型」と言われる車両ではあるものの、1989年
から1991年に開設された路線の車両の中には、路線専用ロゴがペイントされて
いた。
写真は1枚目が天理・奈良線「やまと号」の専用車で、2枚目が姫路・神戸線「山笠
号」の専用車。そして3枚目は大阪〜久留米・大牟田・荒尾線「ちくご号」の専用車
であるが、この様にローマ字で「YAMATO」「YAMAKASA」等と記されていた他、
入り口付近には停車停留所までもが記されていた。(何れの路線も現在は廃止さ
れている。)
定員は28名〜29名で、使用される路線によって定員が異なるが、これは使用路
線の実情に合わせたものと思われる。
車両は三菱P−MS729S(西工SD−U)。
1998年5月
西日本鉄道 夜行高速専用車両

こちらの車両も、俗に「ムーンライト型」と言われる車両で、主に大阪以西の路線で
使用された他、繁忙期には東京線「はかた号」の続行便車両としても活躍してい
た。デビュー時は「MOON LIGHT」のロゴを付けていたが、何れの車両も車体更
新時にロゴが無くされている。
定員は28名と夜行高速バスの中では標準的な定員設定であったが、「はかた号」
専用車と同様に可動式枕が新たに設置されている。
車両は三菱U−MS729S(西工SD−U)。
1993年3月、1998年5月
西日本鉄道 夜行高速専用車両


こちらの車両も、俗に「ムーンライト型」と言われる車両で、主に大阪以西の路線で
使用された他、繁忙期には東京線「はかた号」の続行便車両としても活躍してい
た。
デビュー時は3枚目の写真の様に「加賀」や「京都」「MOON LIGHT」のロゴを付
けていたが、何れの車両も車体更新時にロゴが無くされている。
定員は28名と夜行高速バスの中では標準的な定員設定であったが、「はかた号」
専用車と同様に可動式枕が新たに設置されている。
車両は三菱U−MS729S(西工SD−U)。
撮影日時不明
西日本鉄道 夜行高速専用車両

こちらの車両も、俗に「ムーンライト型」と言われる車両であるものの、「はかた号」
専用車のノウハウが生かされており、座席の足受けの形状見直しや、最後部のリ
クライニング角度の確保の為のボディ形状見直しが行われた。主に大阪以西の路
線で使用された他、繁忙期には東京線「はかた号」の続行便車両としても活躍して
いた。うち1台は車体更新時にロゴが無くされている。
その後、この2台は再度の車体更新と車両改造を行い、九州内路線用の車両とし
て活躍した。
定員は28名と夜行高速バスの中では標準的な定員設定。
車両は三菱U−MS729S(西工SD−U)。
1997年5月
西日本鉄道「ごかせ号」夜行便&「はりまや号」初代専用車

こちらの車両も、俗に「ムーンライト型」と言われる車両の部類に属するが、中には
この様に専用塗色を纏っている車両も存在した。
写真は、延岡線「ごかせ号」の夜行便専用車として活躍した後、高知線「はりまや
号」初代専用車として活躍した車両。当初この「はりまや号」塗色は試験的に採用
され、後に夜行高速用車両の標準色として導入する計画があったものの、評判が
良くなかったからか、結局採用されずに終わった。
定員は29名で、「ムーンライト型」の28名より1名多い。
車両は三菱P−MS729S(西工SD−U)。
撮影日時不明
西日本鉄道「桜島号」夜行便 初代専用車
写真は鹿児島線「桜島号」の夜行便初代専用車。当時の西鉄の場合、夜行路線に
関しては「ムーンライトカラー」の車両が運用されるケースが殆どであったが、「桜島
号」の夜行便にに関しては昼行便と同様に「火の鳥カラー」が採用されている。
定員は29名で、「ムーンライト型」の28名より1名多い。
車両は三菱P−MS729S(西工SD−U)。
2001年2月
西日本鉄道「はかた号」
東京新宿〜福岡間を結ぶ日本最長夜行高速バス。後部サロン付き27人定員の
専用車両であったが、2003年8月に起きた中国道での事故で廃車になった。車
両は三菱KC−MS822P(西工SD−U)。
1998年5月
西日本鉄道「山笠号」
神戸、姫路〜福岡間を結んだ夜行高速バス。神姫バスとの共同運行であったが、
コスト上昇による不採算に陥った為、1999年6月末に廃止された。写真は在りし
日の西鉄便専用車で三菱KC−MS822P(西工SD−U)。ちなみにこの車両、
「山笠号」廃止後は福岡〜倉敷、岡山線「ペガサス号」の専用車として活躍していた
が、2003年8月に起きた中国道での事故で廃車になった。
2005年8月
西日本鉄道 夜行高速予備車両

写真の車両は北九州高速営業所に所属していた夜行高速予備車両。デビュー当
時は東京線「はかた号」専用車として活躍していたが、数年後に北九州高速営業
所に転属、北九州〜長崎線「出島号」の専用車や宮崎線「フェニックス号」夜行便
の予備車両として活躍していた他、繁忙期には本州方面夜行路線の本便車両とし
ても活躍していた。しかし老朽化の波には勝てず、2008年夏に廃車された。


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